カルベジロール × アミオダロン(不整脈の薬、商品名: アンカロン) 注意(添付文書)
要約
アミオダロンを一緒に使うと、カルベジロールのうち心臓の拍動を抑える働きが強い型(S体)の濃度が約2倍以上に上がったと報告されています。どちらの薬も脈をゆっくりにするため、脈が遅くなりすぎたり、心臓が止まるような伝導の異常が出たりするおそれがあります。心電図などで確認しながら使う組み合わせで、「絶対ダメ」ではありません。
ヒトでのエビデンス
あり(観察研究)
根拠
PMDA添付文書 §10.2 併用注意(肝臓での初回通過が減って濃度上昇、心刺激伝導抑制障害のおそれ、定期的な心電図モニター)/Fukumoto Y, et al. Drug Metab Pharmacokinet. 2005;20:423-7(心不全入院患者106名、アミオダロン併用でS体の濃度/用量比が約2倍、6名の前後比較でもS体濃度上昇)/米国FDAラベル §12.5(日本人心不全患者106名でS体の定常状態最低濃度が少なくとも2倍)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。