カルベジロール × セントジョーンズワート ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
気分を上げるハーブとして売られるセントジョーンズワートは、多くの薬の分解を速める(酵素とポンプを増やす)ことがヒトではっきり確認されています。そのため、同じ酵素で分解されるカルベジロールの濃度が下がり、効き目が弱まる可能性があります。ただしカルベジロールと直接組み合わせたヒト試験はありません。あくまで仕組みからの注意です。自己判断で始める前に必ず伝えましょう。
ヒトでのエビデンス
なし(直接データなし。他薬でのヒトデータあり)
根拠
Dürr D, et al. Clin Pharmacol Ther. 2000;68:598-604. PMID: 11180019(健康成人8名、14日間で腸のP-糖タンパクとCYP3A4が増え、ジゴキシン濃度が18%低下)/Clinical relevance of St John's wort drug interactions revisited. Br J Pharmacol. 2020. PMID: 31742659(PXR活性化によるCYP3A4・P-糖タンパク誘導の総説)/PMDA添付文書にセントジョーンズワートの明記なし(誘導薬としてはリファンピシンが併用注意)
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。