ボラシデニブ × 食事 注意(添付文書)
要約
ボラニゴ(ボラシデニブ)は、食事の影響を避けるため、空腹時(食事をしていない状態)に飲む薬です。添付文書では、食後に飲むと薬の血中濃度(血液中の薬の量)の目安であるCmaxとAUCが増えるとの報告があるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けるよう定められています。試験では、脂質の多い食事の後では絶食時に比べてCmaxが約3.13倍、AUCが約1.29倍に、脂質の少ない食事の後ではCmaxが約2.32倍、AUCが約1.40倍になりました。血中濃度が想定より高くなると、副作用が強く出るおそれがあります。決められた空腹時の飲み方を守ってください。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでのデータあり
根拠
現行の日本の電子添文(ボラニゴ錠10mg・40mg、2026年4月改訂第3版、日本セルヴィエ)に、KEGG MEDICUS掲載の添付文書情報(JAPIC提供)経由で到達し、全文を確認した。6.用法及び用量で「1日1回、空腹時に経口投与する」とされ、7.2に「食後に本剤を投与した場合、本剤のCmax及びAUCが増加するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食事の1時間前から食後2時間までの間の服用は避けること。」と明記されている。16.2.2食事の影響では、健康成人36例に本剤50mgを単回経口投与した試験で絶食下投与に対する高脂肪食(総カロリー800〜1,000kcalのうち50%が脂質)摂取後投与のCmax及びAUCinfの幾何平均値の比がそれぞれ3.13及び1.29、健康成人33例に本剤40mgを単回経口投与した試験で低脂肪食(総カロリー約400〜500kcalのうち約25%が脂質)摂取後投与の比がそれぞれ2.32及び1.40(外国人データ)であったことが示されている。10.相互作用の中に「食事」自体の行はないが、食事との関係は用法・用量として明確に規定されているため、本記録は添付文書に基づく注意として扱う。海外の添付文書の内容は日本の記載として扱っていない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
§16.2.2 食事の影響(ヒト、健康成人36例に本剤50mg単回投与・高脂肪食後/健康成人33例に本剤40mg単回投与・低脂肪食後)