このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ボラシデニブ × フルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス、デプロメール) 禁忌

要約

ボラニゴ(ボラシデニブ)とフルボキサミンマレイン酸塩(うつ病などの治療薬で、商品名ルボックス、デプロメール)は、一緒に使ってはいけない組み合わせ(併用禁忌)です。フルボキサミンが、薬を分解する酵素CYP1A2(薬を体の中で処理する仕組みの一つ)の働きを強く妨げるため、ボラシデニブの血中濃度(血液中の薬の量)が大きく上がると考えられています。数値は、実際に人に飲んでもらって測ったものではなく、コンピュータによる予測計算(PBPKシミュレーション)による推定で、最高血中濃度の目安であるCmaxが約5.70倍、総量の目安であるAUCが約7.18倍になるとされています。濃度がこれだけ上がると、副作用が強く出るおそれがあります。そのため、フルボキサミンを使っている間はボラニゴを使わない決まりになっています。フルボキサミンを使っている場合は、必ず処方医・薬剤師に伝えてください。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

なし

根拠

現行の日本の電子添文(ボラニゴ錠10mg・40mg、2026年4月改訂第3版、日本セルヴィエ。KEGG MEDICUS掲載の添付文書情報(JAPIC提供)で全文が確認されている)の§10.1併用禁忌にフルボキサミンマレイン酸塩(ルボックス、デプロメール)の行があり、臨床症状・措置方法は併用禁忌であること、機序・危険因子は「CYP1A2阻害作用により、本剤の血中濃度が上昇する可能性がある」旨である。§2.3でもフルボキサミンマレイン酸塩を投与中の患者が禁忌とされている。§16.7.2には、フルボキサミン併用時の本剤のCmax比5.70・AUC比7.18が示されているが、これはPBPK(生理学的薬物動態)モデルによるシミュレーション推定であり、ヒトでの実測値ではない。そのためhumanEvidenceは「なし」とし、数値は推定であることを要約・根拠の双方で明示した。

最終確認日
2026-11-02

代謝・排泄:主に肝臓で代謝(CYP1A2)、主に糞中へ排泄

研究の条件

§16.7.2 PBPKシミュレーションによる推定(フルボキサミン併用時、Cmax比5.70・AUC比7.18。ヒトでの実測データではない)

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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