タレトレクチニブ × CYP3A誘導剤 注意(添付文書)
要約
この薬を分解する酵素(CYP3A)の働きを促す薬と一緒に使うと、この薬の血中濃度(血液の中の薬の量)が下がり、効き目が弱まるおそれがあります。実際に、健康な人での試験でリファンピシンと一緒に使うと、この薬のAUC(濃度の総量)が約0.14倍、Cmax(最高血中濃度)が約0.58倍に下がりました。相手の薬の例は、抗菌薬のリファンピシン、てんかんの薬フェニトイン・カルバマゼピンです。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでのデータあり
根拠
イブトロジーカプセル200mg添付文書(2025年11月改訂・第2版)§10.2にCYP3A誘導剤(リファンピシン、フェニトイン、カルバマゼピン等)が名指しされ、CYP3A誘導により本剤の血中濃度が低下し有効性が減弱するおそれがある旨が記載されている。なお、この行にセイヨウオトギリソウ含有食品の名指しはない。§16.7.2にリファンピシン併用時のヒトデータ(健康成人男性、本剤200mg単回投与、外国人データ)があり、本剤のCmax及びAUCinfがそれぞれ約0.58倍(58.07%)及び約0.14倍(13.76%)に低下したと記載されている(インタビューフォーム(2025年11月改訂・第2版)で確認した)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
§16.7.2 リファンピシン併用試験(ヒト、健康成人男性、本剤200mg単回投与、外国人データ)