イボシデニブ × QT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(キニジン、オンダンセトロン、モキシフロキサシン等) 注意(添付文書)
要約
キニジン(不整脈の薬)やオンダンセトロン(吐き気止め)、モキシフロキサシン(抗菌薬)など、心電図のQT間隔(心臓の電気的な回復にかかる時間)を延ばすことが知られている薬と一緒に使うと、QT間隔の延長が強まり、重い不整脈につながるおそれがあるため、添付文書では併用は可能な限り避けることとされています。イボシデニブ自体にもQT間隔を延ばす作用があり、重大な副作用としてQT間隔延長が約9.6%に報告されています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
ティブソボ錠250mg(日本セルヴィエ)の添付文書(2026年8月改訂・第5版)§10.2でQT間隔延長を起こすことが知られている薬剤(キニジン、プロカインアミド、オンダンセトロン、フルコナゾール、モキシフロキサシン等)が名指しされ、QT間隔延長を増強するおそれのため可能な限り避け、代替を考慮し、やむを得ず併用する場合は慎重に観察することが示されている。機序は本剤及びこれらの薬剤はいずれもQT間隔を延長させるおそれがあり、併用により作用が増強するおそれがあるとされる。§11.1.1に重大な副作用としてQT間隔延長(9.6%)が示されている。国内添文到達に伴う新規登録分(EDITION回収パス、2026-11-02)。薬剤師の個別確認待ち。
- 最終確認日
- 2026-11-02