イボシデニブ × CYP3Aの基質となる薬剤(エベロリムス、経口避妊薬等) 注意(添付文書)
要約
イボシデニブには、薬を分解する酵素CYP3Aの働きを強める作用があるため、CYP3Aで分解される薬(エベロリムスや経口避妊薬など)と一緒に使うと、相手の薬の血中濃度(血液中の薬の量)が下がって効き目が弱くなるおそれがあると添付文書に書かれています。経口避妊薬については、避妊の効果が弱まる可能性があるため、経口避妊薬以外の避妊法もあわせて使うよう添付文書で指導されています。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
ティブソボ錠250mg(日本セルヴィエ)の添付文書(2026年8月改訂・第5版)§10.2でCYP3Aの基質となる薬剤(イトラコナゾール、エベロリムス、経口避妊薬(ノルエチステロン・エチニルエストラジオール等)等)が名指しされ、本剤がCYP3Aを誘導することによりこれらの薬剤の血中濃度が低下し、効果が減弱するおそれがあると示されている。§9.4で、経口避妊薬による避妊法の場合には経口避妊薬以外の方法をあわせて使用するよう指導することとされている。§16.7.2(3)にPBPKシミュレーションでミダゾラム(CYP3A基質)等の曝露量が低下する可能性が示唆されている。国内添文到達に伴う新規登録分(EDITION回収パス、2026-11-02)。薬剤師の個別確認待ち。
- 最終確認日
- 2026-11-02