ボクロスポリン × 強いCYP3A4阻害作用を有する薬剤 禁忌
要約
この薬を分解する酵素(CYP3A4)を強く邪魔する薬とは、一緒に使えません(併用禁忌)。この薬の血中濃度が大きく上がり、腎臓への負担などの副作用が強まるおそれがあるためです。相手の薬には、抗真菌薬のイトラコナゾール・ボリコナゾール・ポサコナゾール、抗ウイルス薬のリトナビル・アタザナビル・ダルナビル・ホスアンプレナビル・コビシスタットを含む製剤、抗菌薬のクラリスロマイシンを含む製剤、セリチニブ、エンシトレルビルが含まれます。実際に、強い阻害薬ケトコナゾールとの併用試験では、この薬のAUC(濃度の総量)が18.55倍になりました。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでのデータあり
根拠
ルプキネスカプセル7.9mg添付文書(2025年12月改訂・第3版)§10.1に強いCYP3A4阻害作用を有する薬剤(アゾール系抗真菌剤イトラコナゾール・ボリコナゾール・ポサコナゾール、リトナビル含有製剤、アタザナビル硫酸塩、ダルナビル エタノール付加物、ホスアンプレナビルカルシウム水和物、コビシスタット含有製剤、クラリスロマイシン含有製剤、セリチニブ、エンシトレルビル フマル酸)が併用禁忌として名指しされている。§16.7.1にケトコナゾール併用で本剤のCmax及びAUCがそれぞれ6.45倍及び18.55倍であった外国人データが記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
研究の条件
§16.7.1 健康成人、ケトコナゾール400mgとボクロスポリン0.4mg/kg 1日2回投与の併用(外国人データ)