ジゴキシン × グレープフルーツ類 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
グレープフルーツとジゴキシンを直接組み合わせたヒト試験が複数あり、いずれもジゴキシンの血中濃度(最高濃度や、体にとどまる量の目安)に有意な影響は認められませんでした。グレープフルーツがP糖蛋白質(薬を体の外へ運び出すポンプ役のタンパク質)を邪魔することから影響が心配されましたが、実際のヒト試験では大きな変化は示されていません。通常の食事量で避けなければならないとする根拠はありません。
ヒトでのエビデンス
あり(ヒト薬物動態試験2件。いずれも有意な影響なし)
根拠
ジゴシン錠 添付文書(PMDA、2026年3月改訂) 10.序文「本剤はP糖蛋白質の基質」。グレープフルーツの記載なし。ヒト試験: Becquemont L, et al. Clin Pharmacol Ther. 2001;70:311-316(グレープフルーツジュースとの併用でジゴキシンのCmax・AUCに有意な影響なし)、Parker RB, et al. Pharmacotherapy. 2003;23:979-987. PMID: 12921244(同様に有意な影響なし)
- 最終確認日
- 2026-10-31
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。