シロリムス × CYP3A・P糖蛋白阻害薬(シクロスポリン、ジルチアゼム、ニカルジピン、ベラパミル、フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ボリコナゾール、エリスロマイシン、クラリスロマイシン、メトクロプラミド、ブロモクリプチン、シメチジン、ダナゾール、レテルモビル、リトナビル等) 注意(添付文書)
要約
この薬の分解に関わる酵素CYP3A(薬を分解する仕組みの一つ)や、薬を運ぶP糖蛋白(薬の吸収や排出に関わるたんぱく質)の働きを抑える薬と一緒に使うと、この薬の血液中の量が増えるおそれがあります。そのため、効き目や副作用が強まるおそれがあり、一緒に使う場合はこの薬を減らすことを考えながら、状態を慎重にみることとされています。対象には、免疫を抑えるシクロスポリン、血圧の薬の一部(ジルチアゼム、ニカルジピン、ベラパミル)、真菌(カビ)の薬(フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ボリコナゾール等)、マクロライド系の抗菌薬(エリスロマイシン、クラリスロマイシン等)、メトクロプラミド、ブロモクリプチン、シメチジン、ダナゾール、レテルモビル、プロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)が挙げられています。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ラパリムス錠1mg・顆粒0.2%添付文書(2026年4月改訂・第7版)§10.2に記載。シクロスポリン、カルシウム拮抗剤(ジルチアゼム、ニカルジピン、ベラパミル)、抗真菌剤(フルコナゾール、イトラコナゾール、ケトコナゾール、ボリコナゾール等)、マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン、クラリスロマイシン等)、メトクロプラミド、ブロモクリプチン、シメチジン、ダナゾール、レテルモビル、プロテアーゼ阻害剤(リトナビル等)が1行に列挙され、本剤の血中濃度が上昇するおそれがあり、併用する場合は本剤を減量することを考慮し、患者の状態を慎重に観察し副作用発現に十分注意することとされている。機序は本剤の代謝酵素(CYP3A4等)が阻害されると考えられるとされている。§10冒頭にも、本剤はCYP3A4で代謝されP-糖蛋白の基質である旨が記載されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認