エリグルスタット酒石酸塩 × 中程度以上のCYP3A阻害作用を有する薬剤(単独の併用) 注意(添付文書)
要約
分解酵素CYP3Aの働きを中程度以上弱める薬(クラリスロマイシン、イトラコナゾール、フルコナゾール、ジルチアゼム等)と一緒に使うと、この薬の血液中の量が上がり、効き目や副作用が強まるおそれがあります。ヒトでの試験では、強いCYP3A阻害薬ケトコナゾールと一緒に使ったとき、この薬の最高濃度(Cmax)が約3.84倍、血液中の総量(AUC)が約4.27倍になりました。濃度が上がるとQT延長などが出やすくなるおそれがあるため、体の条件によりこの薬を1日1回に減らす、又は使えない決まりがあります。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでのデータあり(外国人データ)
根拠
サデルガカプセル25mg・100mgの添付文書(2026年10月改訂・第4版、JAPIC掲載PDF)を全文確認した。本剤は主としてCYP2D6及び部分的にCYP3A4で代謝され、§10.1・§10.2はCYP2D6の活性の型(EM・IM・PM)と肝機能の組み合わせごとに表が分かれている。 §10.2のEM(肝機能正常)等の表に中程度以上のCYP3A阻害作用を有する薬剤の行がある(IM・PMでは§10.1で禁忌)。§16.7.2にケトコナゾール併用のヒトデータ(Cmax比3.84、AUC比4.27、外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
§16.7.2 外国人健康成人36例に本剤100mgを1日2回とケトコナゾール400mgを1日1回併用