アバトロンボパグマレイン酸塩 × 強い又は中程度のCYP2C9及びCYP3A4の誘導剤(リファンピシン等) 注意(添付文書)
要約
リファンピシンなど、本剤を分解する酵素CYP2C9・CYP3A4(薬を分解する仕組み)の働きを強める薬と一緒に使うと、本剤の血中濃度(血液中の薬の量)が下がり、血小板を増やす効き目が弱まるおそれがあります。実際にリファンピシンと一緒に使った試験では、本剤の血中濃度の目安になる値(AUC)が43%下がりました。そのため、血小板を増やす治療(持続性・慢性免疫性血小板減少症)で使う場合、こうした薬と一緒に始める際の初回量は1日1回40mgと決められています。用量の調整は自己判断で行わず、処方医の指示に従ってください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ドプテレット錠20mg(Swedish Orphan Biovitrum Japan)の添付文書、2026年4月改訂・第7版を原文で確認した。§10.2に「強い又は中程度のCYP2C9及びCYP3A4の誘導剤(リファンピシン等)」が名指しされ、本剤の血中濃度が低下し、本剤の有効性が減弱する可能性があるとされている。§7.7では、持続性及び慢性免疫性血小板減少症において、こうした薬剤とともに服用する場合の初回投与量を1日1回40mgとすることとされている。§16.7.2では、リファンピシン600mgを1日1回反復投与した健康成人に本剤20mgを単回投与したとき、Cmaxが4%増加し、AUC0-infが43%減少した外国人データが示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02