テコビリマト水和物 × CYP3A4で代謝される薬剤(ミダゾラム、リルピビリン、マラビロク、アトルバスタチン、タクロリムス、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、ダルナビル) 注意(添付文書)
要約
代謝酵素CYP3A4で分解される薬と一緒に使うと、その薬の血液中の量が下がって、効果が弱まるおそれがあります。この薬にCYP3A4の働きを強める(誘導する)作用があるためです。代表例のミダゾラム(眠くなる薬)では、ヒト試験で最高濃度が約0.61倍、総量が約0.68倍に下がりました。対象にはリルピビリン、マラビロク、アトルバスタチン、タクロリムス、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、ダルナビルなどが含まれます。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
ヒトでのデータあり(ミダゾラムでの外国人データ)
根拠
テポックスカプセル200mgの日本の添付文書(2025年1月承認時の添付文書、第1版相当。PMDA掲載の承認審査資料に含まれる添付文書案で原文を確認した)を全文確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10の冒頭に本剤はCYP3A4及びCYP2B6の弱い誘導剤、CYP2C8及びCYP2C19の弱い阻害剤であると記載。 §10.2にCYP3A4で代謝される薬剤(ミダゾラム、リルピビリン、マラビロク、アトルバスタチン、タクロリムス、シルデナフィル、タダラフィル、バルデナフィル、ダルナビル)の血漿中濃度が低下し効果が減弱するおそれがあると記載。§16.7.2にミダゾラム2mg単回併用時の薬物動態パラメータ比(Cmax 0.61、AUClast 0.68、外国人データ)と記載。添文の1行を1記録とした。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
§16.7.2の臨床薬物相互作用試験(外国人データ)