アトバコン・プログアニル塩酸塩配合剤 × リファンピシン 注意(添付文書)
要約
結核などの薬リファンピシンと一緒に使うと、この薬の成分アトバコンの血液中の濃度が約53%下がり、体から消えるまでの時間(半減期)も約33時間短くなったと報告されています。濃度が下がると、マラリアへの効き目が弱まるおそれがあります。そのため併用する場合は、血液中のマラリア原虫の数を慎重に確認することとされています。結核の治療もマラリアの治療も中断できないため、併用の判断は処方医に委ねてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(HIV患者13例での薬物動態の検討。外国人データ)
根拠
根拠:マラロン配合錠のインタビューフォーム(2025年9月改訂・第12版)を確認した。同インタビューフォームは2024年8月改訂の添付文書の記載に基づいて作成されており、§10の内容は同資料に転記された添付文書本文で確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10.2でリファンピシンが名指しされ、併用によりアトバコンの血漿中濃度が約53%低下し、半減期は約33時間短縮した、併用する場合には血液中のマラリア原虫数を慎重にモニターすること、機序は不明であるとされている。数値の出典は§16.7.2(HIV患者13例での検討、外国人データ)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
HIV患者13例にアトバコン内用懸濁液750mgを12時間ごと、リファンピシン600mgを24時間ごとに併用経口投与(外国人データ、添付文書§16.7.2)