このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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メサドン塩酸塩 × セントジョーンズワート 注意(ヒトデータあり)

要約

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ。気分をサポートする目的で売られるハーブ)を含む食品・サプリメントを摂ると、メサドンの血中濃度が下がることが報告されています。患者向医薬品ガイド(2024年3月更新)でも、セイヨウオトギリソウ含有食品はこの薬の血中濃度を低下させるとの報告があるので控えることと、名指しで注意されています。原著の報告では、メサドン維持治療中の患者4人で、セントジョーンズワートを摂った後にメサドンの濃度(用量あたりの血中濃度)が下がり、うち2人に離脱症状(薬の効きが切れたときに出る不調)を示す症状が出ました。濃度が下がれば、痛み止めの効き目が弱くなったり、離脱症状が出たりするおそれがあります。逆に、摂っていたセントジョーンズワートをやめると濃度が戻って効き目が強まることもあるため、始める場合もやめる場合も処方医・薬剤師に伝えてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

ヒトでの症例報告(メサドン維持患者4人)。

根拠

患者向医薬品ガイド(2024年3月更新。添付文書をもとに作成)に『セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品はこの薬の血中濃度を低下させるとの報告がありますので、控えてください』と名指しの記載があり、本パスでガイド全文を開いて確認した。原著: Eich-Höchli D, Oppliger R, Golay KP, Baumann P, Eap CB. Pharmacopsychiatry 2003;36:35-37(メサドン維持患者4人でセントジョーンズワート摂取後にメサドンの濃度/用量比が低下し、2人に離脱症状を示唆する症状。内容はBorrelli & Izzo, AAPS J 2009;11:710の総説で原著を引いて確認)。機序はCYP3A4およびP糖タンパクの誘導とされる。ヒトでの報告と名指しの注意が存在するため、現行バッジ『ヒトでの直接データなし・機序からの注意』および『名指し記載は確認できていない』『ヒトで実際に確かめたデータは確認できていません』という記述は事実と異なり維持できない。電子添文原文の該当箇所(§10.2等)は未確認のため、バッジはヒトデータベースの『注意(ヒトデータあり)』とし、名指しの確認経路が患者向医薬品ガイドである旨を明記する。

最終確認日
2026-11-02
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:主に肝臓で代謝(CYP3A4・CYP2B6)

研究の条件

メサドン維持治療中の患者4人での症例報告(セントジョーンズワート摂取前後で濃度/用量比を比較)

ふだんの量では

通常の範囲

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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