ピトリサント × CYP3A基質薬剤(経口避妊薬、ミダゾラム、シンバスタチン等) 注意(添付文書)
要約
この薬にはCYP3Aという酵素(薬を分解する仕組み)を増やす働きがあるため、その酵素で分解される薬の血液中の量が減って効き目が弱まるおそれがあります。ミダゾラムで調べたヒト試験では総量(AUC)が0.83倍でした。特に低用量ピルなどのホルモン避妊薬は効き目が弱まるおそれがあるため、この薬を使っている間と中止後21日間は、ホルモンによらない別の避妊法を併用することとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(ミダゾラム併用時のヒト薬物動態試験、外国人データ)
根拠
ウエキクス錠5mg・20mgの医薬品インタビューフォーム(ヴィアトリス製薬、2026年9月作成・第1版)の10.2に、CYP3A基質薬剤との併用でそれらの血中濃度が低下し作用が減弱するおそれが記載。9.4にホルモン避妊薬の効果減弱のおそれと、本剤投与中および最終投与後21日間は代替の非ホルモン性避妊法を使用する旨が記載。薬物動態の項に、本剤40mg/日反復投与下でミダゾラム2.5mgを投与したヒト試験でミダゾラムのCmax 0.79倍、AUC 0.83倍と記載(外国人データ)。電子添付文書そのものには到達できず、2026年9月版の電子添付文書に基づいて作成された同インタビューフォームを代替資料として使用した。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
本剤40mg/日反復投与下、ミダゾラム2.5mg単回投与(外国人データ)