トリミプラミン × MAO阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩) 禁忌
要約
MAO阻害剤(パーキンソン病などに使う薬で、エフピー、アジレクト、エクフィナが該当します)と一緒に使うと、発汗、落ち着かなさ、全身のけいれん、異常な高熱、昏睡などの症状があらわれることがあるため、一緒に使えません。MAO阻害剤をやめた後にこの薬を始める場合は少なくとも2週間あけること、この薬からMAO阻害剤に切り替える場合は2~3日あけることが望ましいとされています(いずれも添付文書に書かれた間隔です)。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.1の規定に基づく)
根拠
スルモンチール錠10mg・25mg/散10%(共和薬品工業)の添付文書(2024年12月改訂・第2版)の原文を開いて全文を確認した。§2.4でMAO阻害剤を投与中又は投与2週間以内の患者が禁忌とされ、§10.1はMAO阻害剤、§10.2は抗コリン作用を有する薬剤、アドレナリン作用を有する薬剤、中枢神経抑制剤(バルビツール酸誘導体等、アルコールを含む行)、降圧剤(グアネチジン)、スルファメトキサゾール・トリメトプリムの各行がある。用法は通常、成人トリミプラミンとして1日50~100mgを初期用量とし、1日200mgまで少しずつ増やし、分割して飲む。薬物動態では肝臓で代謝されるとされ、特定の代謝酵素の名前は示されていない。
- 最終確認日
- 2026-11-02