シアナミド × アルコール(お酒全般) 注意(添付文書)
要約
この薬を飲んでいる間にお酒を飲むと、顔が赤くなる、血圧が下がる、吐き気、脈が速くなる、めまい、呼吸が苦しい、見えにくいといった急性アルコール中毒症状(シアナミド-アルコール反応)が出ることがあります。これは、この薬がお酒の分解を途中で止めて、アセトアルデヒドという不快な症状のもとになる物質を体にためる働きによるもので、この薬本来の目的でもあります。添付文書では、医師の指示によらないアルコール摂取は禁止されています。自分で試すような飲み方はせず、誤って飲んで症状が強い場合はすぐに処方医に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§8.3・§8.4の規定に基づく。飲酒試験は医師管理下で行われるもの)
根拠
シアナマイド内用液1%「タナベ」(田辺ファーマ)の添付文書、2025年12月改訂・第2版を原文で確認した。効能は慢性アルコール中毒及び過飲酒者に対する抗酒療法。用法は断酒療法では通常1日50~200mg(1%溶液として5~20mL)を1~2回に分割経口投与。§10.1(併用禁忌)はアルコールを含む医薬品(エリキシル剤、薬用酒等)。§10.2(併用注意)はアルコールを含む食品・化粧品、フェニトイン・エトトイン、ジギタリス製剤、リトナビルである。 §8.3で「本剤服用中は、医師の指示によらないアルコール摂取を禁ずること」とされ、§8.4で飲酒試験時に急激なシアナミド-アルコール反応(顔面潮紅、血圧低下、胸部圧迫感、心悸亢進、呼吸困難、失神、頭痛、悪心・嘔吐、めまい、痙攣等)があらわれることがあるとされている。§8.5では飲酒試験の飲酒は本剤投与後10分~12時間以内に行うこととされている。お酒そのものは§10.1の名指し(アルコールを含む医薬品)ではないため、禁忌バッジではなく注意(添付文書)とした。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認