シアナミド × フェニトイン(抗てんかん薬、商品名: アレビアチン等)/エトトイン 注意(添付文書)
要約
てんかんの薬フェニトインやエトトインと一緒に使うと、それらの薬の作用が強まることがあると添付文書に書かれています。根拠として挙げられているのは、似た薬であるジスルフィラム(同じ抗酒薬)がフェニトインの肝臓での分解を抑えて血中濃度(血液中の薬の量)を上げるという話で、シアナミド自体で確かめられたデータではありません。その点を含めて処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく。機序は類似薬ジスルフィラムからの説明)
根拠
シアナマイド内用液1%「タナベ」(田辺ファーマ)の添付文書、2025年12月改訂・第2版を原文で確認した。効能は慢性アルコール中毒及び過飲酒者に対する抗酒療法。用法は断酒療法では通常1日50~200mg(1%溶液として5~20mL)を1~2回に分割経口投与。§10.1(併用禁忌)はアルコールを含む医薬品(エリキシル剤、薬用酒等)。§10.2(併用注意)はアルコールを含む食品・化粧品、フェニトイン・エトトイン、ジギタリス製剤、リトナビルである。 §10.2でフェニトイン、エトトインが名指しされ、「これらの医薬品の作用を増強することがある」とされている。機序欄の説明は類似薬ジスルフィラムがフェニトインの肝における代謝を抑制し血中フェニトイン濃度を上昇させるというもので、シアナミド自体の直接データではない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認