エルゴタミン酒石酸塩・無水カフェイン配合剤(クリアミン配合錠) × 5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン) 禁忌
要約
片頭痛に使うトリプタン系の薬とは一緒に使えません(併用禁忌)。どちらも血管を収縮させる働きがあるため、作用が重なって血管が強く収縮するおそれがあるためです。片頭痛の薬を切り替えるときは、使っている薬を必ず処方医・薬剤師に伝えてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§2・§10.1の併用禁忌の規定に基づく)
根拠
電子添文の全文では未確認です(日医工の「使用上の注意」改訂のお知らせの記載で照合しました)。クリアミン配合錠A1.0・S0.5の電子添付文書の全文には到達できなかった。製造販売元の日医工による「使用上の注意」改訂のお知らせ(2024年8-9月)を開いて、§2.11・§2.12と§10.1(併用禁忌)の改訂後の記載を照合した。本剤はエルゴタミン酒石酸塩と無水カフェインに、イソプロピルアンチピリン(解熱鎮痛成分)を配合した製剤である(ボリコナゾールの患者向医薬品ガイドの併用できない薬の記載で、クリアミン配合錠がこの3成分の配合剤として挙げられていることから確認した)。§10.2(併用注意)の全文には到達できなかったため、§10.2にありうる相手は、米国のエルゴタミン・カフェイン配合剤の添付文書など代替源に基づくものだけを「一般的注意」として分け、国内の添付文書で確かめられた併用禁忌と混ぜていない。改訂お知らせの改訂後§2.11に、5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン、ゾルミトリプタン、エレトリプタン、リザトリプタン、ナラトリプタン)を投与中の患者が禁忌とされ[10.1参照]とされている。なお、§10.1のこの行の臨床症状の文面は、改訂お知らせでは「省略」とされ全文を確認できていないため、理由の説明は血管収縮作用同士が重なるという一般的な説明にとどめた。
- 最終確認日
- 2026-11-02