プロメタジン塩酸塩(ヒベルナ糖衣錠) × 抗コリン作用を有する薬剤 注意(添付文書)
要約
抗コリン作用(口の渇き、便秘、尿が出にくくなるなどの作用)を有する薬剤(フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等)と一緒に使うと、抗コリン作用が強くあらわれ、腸管麻痺(腸が動かなくなり、食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘、お腹の張りなどが起こること)を来し、麻痺性イレウス(腸が詰まったようになること)に移行することがあります。吐き気・嘔吐はこの薬やフェノチアジン系化合物の吐き気を抑える作用で目立たなくなることもあるので、強い便秘やお腹の張りがあれば伝えてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ヒベルナ糖衣錠5mg/25mg(製造販売元: 田辺ファーマ株式会社)添付文書、2025年12月改訂・第2版の原文PDFを開いて全文照合した。有効成分は1錠中プロメタジン塩酸塩5mg又は25mg。用法はプロメタジン塩酸塩として通常成人1回5~25mgを1日1~3回経口投与し、振せん麻痺、パーキンソニスムには1日25~200mgを適宜分割経口投与する。§16.4.2に、代謝に関与するチトクロームP450(薬を分解する酵素)の分子種はCYP2D6とある。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10.2に抗コリン作用を有する薬剤(フェノチアジン系化合物、三環系抗うつ剤等)が挙げられ、腸管麻痺を来し麻痺性イレウスに移行することがあるので腸管麻痺があらわれた場合には投与を中止すること、悪心・嘔吐は本剤及び他のフェノチアジン系化合物等の制吐作用により不顕性化することもあるので注意すること、機序は併用により抗コリン作用が強くあらわれるとある。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認