トリメトキノール塩酸塩水和物 × カテコールアミン製剤 注意(添付文書)
要約
カテコールアミン製剤(アドレナリンなど、心臓や血圧に強く働く薬)と一緒に使うと、交感神経刺激作用(心臓を活発にする方向の作用)が重なり、不整脈(脈の乱れ)、場合によっては心停止を起こすおそれがあります。一緒に使う場合は使い過ぎを避け、症状を確かめながら使うとされています。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
イノリン(経口)の電子添文そのものには到達できなかったため、同じ成分のイノリンシロップ0.1%(製造販売元: ニプロ株式会社)の電子添文の記載に基づくインタビューフォーム(2026年4月改訂・第2版、もとにした電子添文は2026年4月作成)で§10を含む内容を照合した。経口薬全体の電子添文の版数は未確認である。錠剤の用法は、通常成人にはトリメトキノール塩酸塩水和物として1回2〜4mgを1日2〜3回経口投与するとインタビューフォームに参考として示されている。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§16では、主な代謝は肝臓でのメチル化と、それに続くグルクロン酸抱合(グルクロン酸と結びつく代謝)とされている。§10.2にカテコールアミン製剤(アドレナリン及びイソプレナリン等)が挙げられ、不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある、併用する場合には過度の使用を避け定期的に臨床症状を観察し異常が認められた際には減量するなど適切な処置を行うこと、相加的に作用(交感神経刺激作用)を増強させるとある。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認