テルブタリン硫酸塩 × カリウム排泄型利尿剤 注意(添付文書)
要約
カリウム排泄型利尿剤(フロセミドなど、尿と一緒にカリウムも出す利尿剤)と一緒に使うと、血液中のカリウム(心臓のリズムに関わるミネラル)が下がり、低カリウム血症による不整脈(脈の乱れ)を起こすおそれがあります。血液検査でカリウムを確かめながら使うことがあります。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
ブリカニール錠2mg(製造販売元: アストラゼネカ株式会社)の電子添文そのものには到達できなかったため、電子添文の記載に基づくインタビューフォーム(2025年11月・第7版、もとにした電子添文は2023年7月改訂・第1版)で§10を含む全文を照合した。用法は通常1回量として成人2錠(テルブタリン硫酸塩として4mg)、6歳以上の小児1錠(2mg)、5歳以下の幼児1/2錠(1mg)を1日3回経口投与する。§10.1(併用禁忌)の設定はない。代謝物の大部分は硫酸抱合体(硫酸と結びついた形)であり、CYP3A4は主要な消失経路ではない。§10.2にカリウム排泄型利尿剤(フロセミド、トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等)がステロイド剤と同じ行に併記され、臨床症状・措置方法の欄は[11.1.2参照]とされ、ステロイド剤及びカリウム排泄型利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため血清カリウム値の低下を増強することが考えられるとある。§11.1.2には、キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により重篤な血清カリウム値の低下が増強することがあるとある。低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがあるので血清カリウム値のモニターを行うという記載は、§10.2ではキサンチン誘導体の行のものである。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認