プロベネシド × 経口糖尿病用剤・パントテン酸・セファロスポリン系抗生物質・ペニシリン系抗生物質・アシクロビル・バラシクロビル塩酸塩・ザルシタビン・ガチフロキサシン水和物・ジアフェニルスルホン 注意(添付文書)
要約
飲み薬の糖尿病用剤(スルホニルウレア系・スルホニルアミド系)、パントテン酸(ビタミンの一種)、セファロスポリン系・ペニシリン系の抗生物質(細菌を抑える薬。アンピシリン水和物等)、抗ウイルス薬のアシクロビル・バラシクロビル塩酸塩・ザルシタビン、抗菌薬のガチフロキサシン水和物、ジアフェニルスルホン(ダプソン)と一緒に使うと、これらの薬が尿へ出ていく量が減り、血液中にとどまって作用が強まるおそれがあります。とくに糖尿病用剤では低血糖(血糖値が下がりすぎる状態)に気をつけましょう。これらの薬を使っている場合は処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
照合源に関する開示: ベネシッド錠250mg(科研製薬)の電子添文PDF原文そのものは確認できなかったため、2023年2月改訂の添付文書に基づくインタビューフォーム(2023年2月改訂・第6版)で照合した。用量は、痛風ではプロベネシドとして1日0.5~2gを分割投与し、その後維持量として1日1~2gを2~4回に分割投与する。ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持では1日1~2gを4回に分割投与する。排泄・代謝については、投与量の約40%がグルクロン酸抱合体(体外へ出しやすくした形)として尿中へ排泄され、未変化体は少ないとされている。§10.2に経口糖尿病用剤(スルホニルウレア系、スルホニルアミド系)、パントテン酸、セファロスポリン系抗生物質、ペニシリン系抗生物質、アンピシリン水和物等、アシクロビル、バラシクロビル塩酸塩、ザルシタビン、ガチフロキサシン水和物、ジアフェニルスルホンが一つのグループとして名指しされ、機序として「本剤がこれら薬剤の腎尿細管分泌を阻害し、尿中排泄を低下させるためと考えられている」とある。なおペニシリンについては、本剤に「ペニシリンの血中濃度維持」という効能自体があり、意図して併用される場合もある。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認