プロベネシド × ノギテカン塩酸塩 注意(添付文書)
要約
がんの薬ノギテカン塩酸塩と一緒に使うと、ノギテカン塩酸塩が腎臓から出ていく速さ(腎クリアランス)が下がるおそれがあります。これは動物実験で示された可能性で、ヒトで確かめられた話ではありません。ノギテカン塩酸塩を使っている場合は処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の注意喚起に基づく。機序は動物実験での示唆)
根拠
照合源に関する開示: ベネシッド錠250mg(科研製薬)の電子添文PDF原文そのものは確認できなかったため、2023年2月改訂の添付文書に基づくインタビューフォーム(2023年2月改訂・第6版)で照合した。用量は、痛風ではプロベネシドとして1日0.5~2gを分割投与し、その後維持量として1日1~2gを2~4回に分割投与する。ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持では1日1~2gを4回に分割投与する。排泄・代謝については、投与量の約40%がグルクロン酸抱合体(体外へ出しやすくした形)として尿中へ排泄され、未変化体は少ないとされている。§10.2にノギテカン塩酸塩が名指しされ、「ノギテカン塩酸塩の腎クリアランスが低下するおそれがある」とある。機序・危険因子として、動物実験においてノギテカン塩酸塩の腎排泄に有機アニオントランスポーター(薬を運ぶたんぱく質)が関与していることが示唆されているためとされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認