プロベネシド × サリチル酸系薬剤(アスピリン等) 注意(添付文書)
要約
アスピリンなどのサリチル酸系薬剤(痛みや熱を抑える薬の成分)と一緒に使うと、この薬が尿酸を尿へ出す働きが打ち消され、尿酸を下げる効き目が弱まるおそれがあります。市販の痛み止めや風邪薬にもアスピリン等が入っていることがあるため、成分表示を確認し、使っている場合は処方医・薬剤師に伝えましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
照合源に関する開示: ベネシッド錠250mg(科研製薬)の電子添文PDF原文そのものは確認できなかったため、2023年2月改訂の添付文書に基づくインタビューフォーム(2023年2月改訂・第6版)で照合した。用量は、痛風ではプロベネシドとして1日0.5~2gを分割投与し、その後維持量として1日1~2gを2~4回に分割投与する。ペニシリン・パラアミノサリチル酸の血中濃度維持では1日1~2gを4回に分割投与する。排泄・代謝については、投与量の約40%がグルクロン酸抱合体(体外へ出しやすくした形)として尿中へ排泄され、未変化体は少ないとされている。§10.2にサリチル酸系薬剤(アスピリン等)が名指しされ、「本剤の尿酸排泄作用に拮抗する」とある。機序は不明だが、腎尿細管(腎臓で尿を作る細い管)の分泌部位での阻害や血漿アルブミン(血液中のたんぱく質)の結合部位の競合によると考えられている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認