コレスチラミン × 他の経口薬(全般) 一般的注意
要約
この薬は陰イオン交換樹脂(腸の中で陰イオンという電気を帯びた物質をくっつける樹脂)で、くっつく可能性のある飲み薬と一緒に飲むと、その薬の吸収を邪魔することがあります。添付文書では、レフルノミドという薬の成分を体から除く目的でこの薬を使う場合に、ほかの薬とくっついてその除去効果が弱まるおそれがあるので注意することとされています(§8.5)。ほかの飲み薬を使うときは、時間をあけられないか処方医・薬剤師に相談してください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書の記載に基づく)
根拠
クエストラン粉末(コレスチラミン製剤、製造販売元: サノフィ株式会社)の添付文書、2023年7月改訂・第1版の原文で確認した。用法は、通常成人にはコレスチラミン無水物として1回4gを水約100mLに混ぜて(懸濁して)1日2~3回服用する。§10.1(併用禁忌)の設定はない。§10.2(併用注意)には抗リウマチ剤、非ステロイド性抗炎症剤、副腎皮質ホルモン剤、免疫抑制剤、チアジド系降圧利尿剤、テトラサイクリン、フェノバルビタール、バンコマイシン塩酸塩、甲状腺ホルモン製剤、ジギタリス強心配糖体、ラロキシフェン塩酸塩、フィブラート系薬剤、ワルファリン、フルバスタチンナトリウム等、エゼチミブ、ケノデオキシコール酸、アカルボース、スピロノラクトンが挙げられている。§8.3に脂溶性ビタミン(A、D、E、K)あるいは葉酸塩の吸収阻害の可能性、§8.5に本剤に結合する可能性のある薬剤との併用ではレフルノミドの活性代謝物の除去効果が減弱するおそれがある旨がある。 §8.5に「本剤は陰イオン交換樹脂であり、本剤に結合する可能性のある薬剤を併用している場合には、本剤によるレフルノミドの活性代謝物の体内からの除去効果が減弱するおそれがあるので注意すること。[10.2参照]」とある(§10ではなく§8.5での記載)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認