アゼルニジピン × アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール(商品名: イトリゾール)、フルコナゾール(商品名: ジフルカン)、ホスフルコナゾール(商品名: プロジフ)、ミコナゾール(商品名: フロリード)、ボリコナゾール(商品名: ブイフェンド)、ポサコナゾール(商品名: ノクサフィル)) 禁忌
要約
これらのカビの薬は、アゼルニジピンを分解する酵素CYP3A4を強く邪魔し、アゼルニジピンの血中濃度を大きく上げます(イトラコナゾール併用でAUC 2.8倍の報告)。添付文書で「併用禁忌(一緒に使わないこと)」です。【最近の知見】ポサコナゾールは2024年8月の厚労省通知で新たに併用禁忌に追加されました(モデル解析でAUC約5倍への増加が予測されたため)。古い資料で「ポサコナゾールは注意」と書かれているものは古い情報です。
ヒトでのエビデンス
あり(薬物動態試験+モデル解析)
根拠
カルブロック錠(アゼルニジピン)添付文書 現行版(2024年8月改訂でポサコナゾール追加、2026年3月改訂通知反映版)§2.3・§10.1。アゾール系抗真菌剤の列挙はイトラコナゾール、ミコナゾール(経口剤、注射剤、口腔用剤)、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール、ポサコナゾールの6剤で、ケトコナゾールは名指しされていない(経口ケトコナゾールは国内未発売)ため対象から外した。§10.1: アゼルニジピン8mgとイトラコナゾール50mgとの併用により本剤のAUCが2.8倍に上昇することが報告されている。ポサコナゾールはPMDA改訂指示(2024年8月27日)で追加(PBPKでAUC約5倍予測)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。