フォリトロピン ベータ(遺伝子組換え) × ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤(hCG製剤) 注意(添付文書)
要約
本剤で卵胞(卵子を包む袋)を育てたあと、排卵を起こすために使うヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤(hCG製剤)と組み合わせると、卵巣過剰刺激症候群(卵巣が大きく腫れ、お腹に水がたまるなどの症状)が出ることがあります。卵巣への刺激が重なって女性ホルモン(エストロゲン)が出すぎ、血管から水分がもれやすくなるためです。これは不妊治療の進め方そのものに関わる注意で、治療の進め方は医師の判断に従ってください。お腹の痛み・張り、息苦しさなどが出たら、すぐに治療を受けている医療機関に連絡してください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし
根拠
フォリスチム注300IU・600IU・900IUカートリッジ(オルガノン)の添付文書、2024年1月作成・第1版を原文で確認した。§10.2の唯一の行として、排卵誘発及び卵胞の最終成熟に使用する薬剤(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン製剤等)が名指しされ、卵巣過剰刺激症候群があらわれることがある、卵巣への過剰刺激に伴う過剰なエストロゲン分泌により血管透過性が亢進されるためとされている。§11.1.1では卵巣過剰刺激症候群の発現頻度4.7%とされている。§10.1の設定はない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。