フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合剤 × アルコール(お酒全般) 一般的注意
要約
この薬は眠気の出にくい抗ヒスタミン薬を含みますが、副作用として眠気やめまいが出る人もいます。お酒にも眠気やふらつきを起こす作用があるため、一緒になるとそれらが強まるおそれがあります。また、もう一方の成分プソイドエフェドリンの刺激作用(動悸や血圧の上昇)とお酒の影響が重なることも考えられます。これは作用の重なりからの類推で、添付文書にお酒の名指しがあるわけではありません。飲酒は控えめにし、眠気や動悸があるときの車の運転などは避けましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(本配合剤とアルコールの併用を直接調べたデータはない。作用の重なりからの類推)
根拠
ディレグラ配合錠(製造販売元: LTLファーマ株式会社)の添付文書、2026年9月改訂・第3版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。§10.2(併用注意)には〈フェキソフェナジン塩酸塩〉としてエリスロマイシン、水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤、〈塩酸プソイドエフェドリン〉として交感神経系に対し抑制的に作用する降圧剤(メチルドパ、レセルピン等)、交感神経刺激薬、選択的MAO-B阻害剤(セレギリン)が挙げられている。 §10.2にお酒の名指しはない。本剤の副作用として眠気、めまい、頻脈、動悸、血圧上昇等が挙げられていることと、アルコールの中枢神経抑制作用・循環への影響の重なりからの類推であり、類推であることを明記する。なお、フェキソフェナジン単独では、健康成人での試験でアルコールによる運転技能の低下を強めなかったとの報告もあるが、本剤はプソイドエフェドリン配合剤であり同列には扱わない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認