フェキソフェナジン塩酸塩・塩酸プソイドエフェドリン配合剤 × 食事 注意(添付文書)
要約
この薬は、朝と夕方の空腹時(食事の前など、お腹が空いているとき)に飲むよう添付文書で決められています。日本人の健康な大人での試験では、食後に飲むとフェキソフェナジンの血中濃度(血液中の薬の量)の指標が空腹時の約3〜4割まで下がりました。濃度が下がると、くしゃみ・鼻水などへの効き目が弱くなるおそれがあります。もう一方の成分プソイドエフェドリンは、食事による変化はほとんどありませんでした。決められた空腹時の飲み方を守りましょう。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(日本人健康成人男子での食事の影響試験が添付文書§16.2.1に記載されている)
根拠
ディレグラ配合錠(製造販売元: LTLファーマ株式会社)の添付文書、2026年9月改訂・第3版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は1回2錠(フェキソフェナジン塩酸塩60mg/塩酸プソイドエフェドリン120mg)を1日2回、朝及び夕の空腹時に経口投与する。§10.2(併用注意)には〈フェキソフェナジン塩酸塩〉としてエリスロマイシン、水酸化アルミニウム・水酸化マグネシウム含有製剤、〈塩酸プソイドエフェドリン〉として交感神経系に対し抑制的に作用する降圧剤(メチルドパ、レセルピン等)、交感神経刺激薬、選択的MAO-B阻害剤(セレギリン)が挙げられている。 §6(用法及び用量)に「朝及び夕の空腹時に経口投与する」とある。§16.2.1(食事の影響)に、日本人健康成人男子に本剤2錠を単回投与したとき、絶食時に対する食後投与時の血漿中フェキソフェナジンの最高濃度(Cmax)と濃度の指標(AUC)の幾何平均比の90%信頼区間はそれぞれ0.29〜0.43及び0.33〜0.43であったのに対し、プソイドエフェドリンでは0.96〜1.10及び0.90〜1.00であったとある(§10ではなく§6・§16.2.1での記載)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
日本人健康成人男子に本剤2錠を単回経口投与し、絶食時と食後で比較(添付文書§16.2.1)