オシロドロスタットリン酸塩 × コーヒー 注意(ヒトデータあり)
要約
健康な成人で確かめた試験では、この薬がカフェイン(コーヒーなどに含まれる成分)の分解を遅らせ、カフェインのAUC(体に入った量の総量の目安)が約2.5倍に増えました。カフェインの量が体に長く残るため、動悸や眠りにくさなどのカフェインの作用が強く・長く出るおそれがあります。試験はこの薬50mgを1回だけ使った条件で、通常の飲み方(1回1mgから開始)とは条件が違います。コーヒーをたくさん飲む習慣がある場合は処方医・薬剤師に伝えてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり
根拠
イスツリサ錠1mg/5mgの添付文書、2025年9月改訂・第5版を原文で確認した。16.7.1/インタビューフォーム(第6版)VII-1(4)2):健康成人20例にオシロドロスタット50mg単回投与とCYP基質カクテル(カフェイン100mg等)を単回併用したとき、カフェインのAUCinf幾何平均比は2.54(90%CI 2.34-2.75)で、本剤はCYP1A2に対する中程度の阻害剤とされた。添付文書16.7.1の表ではカフェインのAUClast幾何平均比は2.33とされ、方向は一致する。10.2ではCYP1A2基質(テオフィリン、チザニジン等)の血中濃度上昇が注意されているが、カフェイン自体は10.2の名指しではない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
健康成人20例、オシロドロスタット50mg単回+カフェイン100mg単回併用(C2102試験、外国人データ)
ふだんの量では
試験で使われたカフェインは100mg(コーヒー約1杯分に含まれる量と同程度)