マジンドール × MAO阻害剤(セレギリン、ラサギリン、サフィナミド) 禁忌
要約
MAO阻害剤(モノアミン酸化酵素阻害剤。パーキンソン病などに使う薬で、セレギリン、ラサギリン、サフィナミドが該当します)を使っている間と、やめてから2週間以内は、この薬を使ってはいけないと添付文書で決まっています(併用禁忌)。一緒に使うと、高血圧クリーゼ(血圧が急に危険なほど上がる状態)を起こすことがあります。この薬の交感神経(体を活発にする神経)を刺激する作用が、MAO阻害剤でさらに強まるためと考えられています。MAO阻害剤を使っている・使っていた場合は、必ず処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.1・§2.10の規定に基づく)
根拠
サノレックス錠0.5mg(富士フイルム富山化学)の添付文書、2024年8月改訂・第2版を原文で確認した。用法は通常、成人に1日1回0.5mgを昼食前に経口投与し、1日最高1.5mgまで、投与期間はできる限り短期間で3ヵ月を限度とする。 §10.1(併用禁忌)でMAO阻害剤(セレギリン塩酸塩、ラサギリンメシル酸塩、サフィナミドメシル酸塩)が名指しされ、「高血圧クリーゼを起こすことがあるので、MAO阻害剤投与中又はMAO阻害剤投与中止後2週間は、本剤を投与しないこと」とされている。§2.10でも同じ患者が投与禁忌とされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02