ベンフォチアミン・ピリドキシン・シアノコバラミン配合剤 × ビタミンB6を含むサプリメント・マルチビタミン 一般的注意
要約
ビタミンB6を含むサプリメントやマルチビタミンと一緒に使うと、ビタミンB6の総量が重なります。この薬だけでも、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)は剤形と用法により1日50~100mgになります。ビタミンB6は、長期間にわたって大量に摂り続けると、かえって手足のしびれ等の末梢神経障害(神経の障害)が出ることが報告されています。ただし、障害が出た量は報告によって幅があり、何mgから危険という特定の線引きは今回確認した範囲では不明です(不明と明記します)。サプリメントの含有量は製品ごとに異なるため、使っている製品と量を処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(併用の直接データなし。成分の重なりからの類推)
根拠
ビタメジン配合カプセルB25・B50/ビタメジン配合散(アルフレッサ ファーマ)の添付文書、2023年5月改訂・第1版を原文で確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はパーキンソン病治療薬レボドパの1行のみ。組成は、カプセルB25が1カプセル中ベンフォチアミン34.58mg(チアミン塩化物塩酸塩として25mg)、ピリドキシン塩酸塩25mg、シアノコバラミン250μg、カプセルB50がベンフォチアミン69.15mg(同50mg)、ピリドキシン塩酸塩50mg、シアノコバラミン500μg、配合散が1g中ベンフォチアミン138.3mg(同100mg)、ピリドキシン塩酸塩100mg、シアノコバラミン1,000μg。用法はB25が1日3~4カプセル、B50が1日1~2カプセル、配合散が1日0.75~1.0gで、ビタミンB6(ピリドキシン塩酸塩)の1日量は剤形と用法により50~100mgになる。§16(薬物動態)は動物(ラット・ウサギ)でのデータのみである。 添付文書にサプリメントの名指しはない。本剤のビタミンB6含有量(カプセルB25: 25mg/カプセル、B50: 50mg/カプセル、配合散: 100mg/g。用法からの1日量50~100mg)との重なりからの類推であり、その旨を明記した。ビタミンB6の長期大量摂取による末梢神経障害は一般に報告されているが、有害事象が出た用量は報告により幅があり、特定の閾値は本調査では確認できなかったため不明と明記し、推測で埋めていない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認