このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

表示設定:配色 ライト / 文字 標準

プロゲステロン(経口剤) × 食事 注意(ヒトデータあり)

要約

この薬は、食後に飲むと血液中に入る量が増えるため、食後の服用は避けることと添付文書に書かれています。健康な閉経後の女性で比べた試験では、食後に飲むと、絶食時に比べて最高血中濃度(Cmax)が約2.4倍(34.12→81.91ng/mL)、血中濃度の指標(AUC)も約1.4倍(229.80→329.72ng・hr/mL)に上がる傾向が示されました。濃度が上がると、眠気やめまいなどの副作用が出やすくなるおそれがあります。決められた就寝前の飲み方を守り、食後すぐの服用は避けてください。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

あり(健康閉経後成人女性12例での単回投与試験で、食後投与によりCmax・AUCが上昇する傾向が添付文書§16.2に示されている)

根拠

エフメノカプセル100mg(富士製薬工業)の添付文書、2025年10月改訂・第5版を原文で確認した。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は肝酵素誘導剤(抗てんかん薬フェノバルビタール、フェニトイン、カルバマゼピン等、リファンピシン)の1行のみ。用法は卵胞ホルモン剤との併用で、プロゲステロンとして1日1回100mg、または1周期の15~28日目に1日1回200mgを、いずれも就寝前に経口投与する。§16.4では主に肝臓で代謝されるとされているが、関わる代謝酵素の特定は添付文書に示されていない。 §7(用法及び用量に関連する注意)に「食後に本剤を投与した場合、Cmax及びAUCが上昇するとの報告がある。食事の影響を避けるため、食後の服用は避けること」とされ、§16.2に数値(本剤200mg単回投与、絶食下Cmax 34.12±16.68ng/mL・AUC0-∞ 229.80±74.72ng・hr/mL、食後Cmax 81.91±78.00ng/mL・AUC0-∞ 329.72±175.23ng・hr/mL)が示されている。倍率はこの数値からの計算値。

最終確認日
2026-11-02
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:主に肝臓で代謝

研究の条件

健康閉経後成人女性12例、本剤200mg単回経口投与、絶食時と食後の比較(添付文書§16.2)

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

プロゲステロン(経口剤) の飲み合わせ一覧へ