ピルフェニドン × フルボキサミンマレイン酸塩(抗うつ薬、商品名: ルボックス等) 注意(添付文書)
要約
フルボキサミン(うつ病などの薬)と一緒に使うと、この薬の血中濃度の指標(AUC)が約4倍に増えるとの報告があると添付文書に書かれています。血液中の薬の量が増えると、副作用が出やすくなるおそれがあります。フルボキサミンは、この薬を分解する酵素CYP1A2の働きを止めるためです。フルボキサミンを使っていること、始める・やめるときは処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(併用で本剤のAUCが約4倍に増加したとの報告が添付文書§10.2に示されている)
根拠
ピレスパ錠200mg(塩野義製薬)の添付文書、2022年3月改訂・第1版をPMDA電子添文の原文で確認した。本剤は主に肝代謝酵素CYP1A2(薬を分解する酵素の一つ)で代謝される(§10冒頭・§16.4)。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はフルボキサミンマレイン酸塩、シプロフロキサシン、タバコの3件のみ。用法は1回200mgを1日3回食後から開始し、患者の状態を見ながら1回600mg(1日1800mg)まで増やす。 §10.2でフルボキサミンマレイン酸塩が名指しされ、「本剤のAUCが約4倍増加したとの報告がある。これらの薬剤はCYP1A2を阻害する」とされている。もとのデータは販売元の社内資料(フルボキサミン、シプロフロキサシンによる薬物動態への影響)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認