ピルフェニドン × たばこ 注意(添付文書)
要約
たばこを吸う人では、この薬の血中濃度の指標(AUC)が約50%に減る(半分ほどになる)との報告があると添付文書に書かれています。血液中の薬の量が減ると、効き目が弱くなるおそれがあります。喫煙は、この薬を分解する酵素CYP1A2の働きを強める(誘導する)ためと考えられています。たばこは控えることが望ましく、吸っていることや、禁煙を始めたときも処方医・薬剤師に伝えましょう(禁煙すると逆に濃度が上がる可能性があります)。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(喫煙者で本剤のAUCが約50%に減少したとの報告が添付文書§10.2に示されている。もとのデータは販売元の社内資料)
根拠
ピレスパ錠200mg(塩野義製薬)の添付文書、2022年3月改訂・第1版をPMDA電子添文の原文で確認した。本剤は主に肝代謝酵素CYP1A2(薬を分解する酵素の一つ)で代謝される(§10冒頭・§16.4)。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はフルボキサミンマレイン酸塩、シプロフロキサシン、タバコの3件のみ。用法は1回200mgを1日3回食後から開始し、患者の状態を見ながら1回600mg(1日1800mg)まで増やす。 §10.2でタバコが名指しされ、「本剤のAUCが約50%に減少したとの報告がある。喫煙はCYP1A2を誘導する」とされている。患者向医薬品ガイド(2024年2月更新)でも「タバコ(喫煙)はこの薬に影響しますので、控えてください」とされている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認