メトホルミン塩酸塩 × グレープフルーツ類 ヒトでの直接データなし・機序からの注意
要約
グレープフルーツで問題になるのは、多くの薬で「薬を分解する酵素(CYP3A4)をふさぐ」仕組みですが、メトホルミンはその酵素で分解されず、腎臓からそのまま出ていく薬なので、同じ心配は当てはまりにくいと考えられます。添付文書にも記載はありません。ただしラット(動物)の実験では、グレープフルーツジュースと一緒で乳酸が増えたという報告が1件あり、ヒトで安全と確かめた研究もありません。大量に毎日飲む習慣がある場合は、念のため薬剤師に伝えてください。
飲み忘れたとき 飲み忘れに気づいたら、その回はとばして、次の時間に1回分を飲みます。2回分を一度に飲むことはしません。
ヒトでのエビデンス
なし(ヒト直接データなし。動物データのみ)
根拠
Owira PMO, Ojewole JAO. Methods Find Exp Clin Pharmacol. 2009;31:563-570(PMID: 20094639): 非糖尿病ラットでグレープフルーツジュース併用により血糖は下がったが血中乳酸が上昇。動物実験のみで、ヒトのPK試験は確認できず。添付文書に記載なし
- 最終確認日
- 2026-10-30
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。