ミフェプリストン・ミソプロストール配合剤 × CYP3Aの基質となる薬剤(アトルバスタチン、トリアゾラム、ミダゾラム、シクロスポリン等) 注意(添付文書)
要約
ミフェプリストンには、薬の分解を担う酵素(CYP3A)の働きを止める作用もあります。そのため、同じ酵素で分解される他の薬(コレステロールの薬の一部、睡眠薬の一部、免疫を抑える薬など)と一緒に使うと、相手の薬の血中濃度(血液中の薬の量)が上がるおそれがあると添付文書に書かれています。使っている薬は事前に処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定とin vitro試験に基づく。個別の併用薬とのヒト併用試験の数値は添付文書に示されていない)
根拠
メフィーゴパック(ミフェプリストン錠200mg/ミソプロストールバッカル錠200µg)の添付文書、2026年1月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。§10.2(併用注意)に「CYP3Aの基質となる薬剤」としてアトルバスタチン、ロバスタチン、ベンゾジアゼピン系薬剤(トリアゾラム、ミダゾラム等)、抗精神病薬(ハロペリドール、クエチアピン、ルラシドン等)、ジヒドロピリジン系Ca拮抗剤(ニフェジピン、ニソルジピン等)、シクロスポリン等が名指しされ、「これらの薬剤の血漿中濃度が上昇するおそれがある」とされている。§16.7.3ではヒト肝ミクロソーム試験でミフェプリストンがCYP3A4に不可逆的な阻害作用(IC50値4.7µmol/L)を示したことが示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認