バルベナジン × QT延長を起こすことが知られている薬剤 注意(添付文書)
要約
QT延長(心臓の電気信号の間隔が延びること)を起こすことが知られている薬と一緒に使うと、QT延長作用が強まり、心室頻拍などの不整脈のおそれが高まる可能性があると添付文書に書かれています。バルベナジン自体も、血中濃度が上がるとQTが延びるおそれがあります。併用中は定期的に心電図検査を行うなど、状態が慎重に観察されます。動悸やめまい、失神などがあれば、すぐに処方医に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
ジスバルカプセル20mg/40mg(田辺三菱製薬)の添付文書、2026年4月改訂・第7版を原文(PDF)で確認した。§10冒頭に「バルベナジン(未変化体)は主にCYP3Aで代謝され、活性代謝物は主にCYP2D6及びCYP3Aで代謝される。バルベナジンはP-gp(薬を細胞の外へ出すポンプ)を阻害する」とある。用量は通常成人バルベナジンとして1日1回40mg、最大1日1回80mg。§10.2で「QT延長を起こすことが知られている薬剤」が名指しされ、「併用によりQT延長作用が増強するおそれがある。本剤の投与前及び投与中は定期的に心電図検査を行う等、患者の状態を慎重に観察すること」とされている(§8.3・§17.3.1参照)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認