バルベナジン × ミダゾラム(ベンゾジアゼピン系鎮静薬、商品名: ドルミカム) 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
健康成人にバルベナジン80mgとミダゾラム(代謝酵素CYP3Aで分解される代表的な薬)2mgを一緒に使った試験では、ミダゾラムの体内での量(曝露量)に影響はみられませんでした。つまり、バルベナジンがCYP3Aで分解される他の薬の濃度を大きく変えることはないと考えられます。ただし、これはミダゾラム1剤での結果で、すべての薬に当てはまるとは限りません。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人での併用薬物動態試験、外国人データ)
根拠
ジスバルカプセル20mg/40mg(田辺三菱製薬)の添付文書、2026年4月改訂・第7版を原文(PDF)で確認した。§10冒頭に「バルベナジン(未変化体)は主にCYP3Aで代謝され、活性代謝物は主にCYP2D6及びCYP3Aで代謝される。バルベナジンはP-gp(薬を細胞の外へ出すポンプ)を阻害する」とある。用量は通常成人バルベナジンとして1日1回40mg、最大1日1回80mg。§16.7.2(2)に「健康成人に本剤80mgとミダゾラム2mgを経口併用投与したとき、バルベナジンはCYP3Aの基質であるミダゾラムの曝露量に影響を及ぼさなかった(外国人データ)」とある。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
健康成人にバルベナジン80mgとミダゾラム2mgを併用投与(添付文書§16.7.2)
この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。