ラゼルチニブ × アミバンタマブ(遺伝子組換え)(抗悪性腫瘍剤、商品名: ライブリバント) 注意(添付文書)
要約
この薬は、決まった組み合わせとしてアミバンタマブ(遺伝子組換え)(がんの増殖に関わるEGFRとMETという2つのスイッチをふさぐ点滴の抗体薬)と一緒に使われます。国内の患者向医薬品ガイドでは、この組み合わせで静脈血栓塞栓症(静脈に血の塊ができて詰まること)が増え、死亡に至った例もあるため、併用開始から4ヵ月間は血栓を防ぐアピキサバン(血液を固まりにくくする薬)を1回2.5mg、1日2回飲むこととされています。足の痛みやむくみ、突然の息苦しさ、胸の痛みがあれば、ただちに医師に連絡してください。また、間質性肺疾患(肺に炎症が起こる副作用)にも注意が必要です。アピキサバンを使うと出血しやすくなるため、出血の症状があればすぐに医師に相談してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
あり(アミバンタマブとの併用を前提とした第III相試験(MARIPOSA試験)で使われている組み合わせ)
根拠
ラズクルーズ錠80mg・240mg(ヤンセンファーマ)の添付文書、2026年3月改訂・第2版を原文で確認した。§6の用法はアミバンタマブ(遺伝子組換え)との併用においてラゼルチニブとして240mgを1日1回経口投与することとされ、§7.1に、静脈血栓塞栓症の発症を抑制するため当該併用投与開始後4ヵ月間はアピキサバン1回2.5mgを1日2回経口投与することが明記されている。§1.4・§8.2でも同併用による静脈血栓塞栓症への注意が示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認