このサイトは、薬の飲み合わせについて、添付文書や論文をもとに確かめた情報をお伝えするものです。あなたの体の状態や、ほかに飲んでいる薬のことまでは分かりません。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

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ラゼルチニブ × セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ) 注意(添付文書)

要約

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ。気分を上げる目的で売られるハーブのサプリメントや食品)は控えてください。国内の患者向医薬品ガイドにも、セイヨウオトギリソウを含有する食品はこの薬の効果に影響するので控えるよう書かれています。この成分は代謝酵素CYP3A4の働きを強める(誘導する)ため、この薬の血中濃度が下がり、効き目が弱くなるおそれがあります。実際に、強い誘導薬リファンピシン(結核の薬)と一緒に使うと、この薬のAUC(血中濃度の指標)が83%下がったことがヒトで確かめられています。サプリメント中の成分量は製品ごとに異なり、この組み合わせ自体を調べた試験の用量は不明です。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。

ヒトでのエビデンス

あり(セントジョーンズワート自体の直接データはないが、強いCYP3A4誘導薬リファンピシンとの併用でAUC 83%低下というヒトデータがある)

根拠

ラズクルーズ錠80mg・240mg(ヤンセンファーマ)の添付文書、2026年3月改訂・第2版を原文で確認した。§10.2にセイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)含有食品が名指しされ、本剤の有効性が減弱するおそれがあるので摂取しないよう注意すること、機序はCYP3A誘導作用により本剤の血中濃度が低下する可能性があることとされている。強いCYP3A誘導薬リファンピシン併用でラゼルチニブのCmaxが72%、AUCが83%低下したヒトデータが§16.7.2に示されている(幾何平均比0.282、0.162)。セントジョーンズワート製品の成分量は製品により異なり、組み合わせ試験での用量は不明である(不明と明記)。

最終確認日
2026-11-02
確認方法
AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認

代謝・排泄:主にグルタチオン抱合で代謝(GSTM1)、排泄は主に糞中

この記録は一般的な情報です。自己判断で薬を中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談してください。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多くあります。

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