ラマトロバン × 食事 大きな影響なし(ヒトデータあり)
要約
この薬は朝食後と夕食後(又は就寝前)に飲む決まりです。健康な成人で調べた試験では、食後に飲むと血中濃度の指標(AUC、血液中の薬の量の合計)が空腹時の81.4〜96.9%に下がりましたが、添付文書では「臨床的には問題とならない程度であると考えられる」とされています。つまり食事で効き目が大きく変わることは示されていません。決められた食後の飲み方を続けてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。ただし、これは一般的な用法です。医師があなたの状態に合わせて違う飲み方を指示している場合は、その指示どおりに飲んでください。
ヒトでのエビデンス
あり(健康成人での食事の影響試験。AUCは空腹時の81.4〜96.9%で、臨床的に問題とならない程度と添付文書に記載)
根拠
ラマトロバン錠50mg・75mg「KO」(寿製薬)の添付文書、2023年10月改訂・第2版を原文で確認した。バイナス錠50mg・75mg(バイエル薬品、先発品)の添付文書、2019年1月改訂・第6版を原文で確認した。後発品ラマトロバン錠「KO」(寿製薬)のインタビューフォーム(2018年12月作成・第1版)でも相互作用の内容が同趣旨であることを照合した。用法は通常成人1回75mgを1日2回、朝食後・夕食後(又は就寝前)。併用注意は抗血小板剤・血栓溶解剤・抗凝血剤(1行にまとめた記載)、サリチル酸系製剤(アスピリン等)、テオフィリンの名指しがある。効能はアレルギー性鼻炎。 薬物動態の項に、健康成人50mg単回投与での食後投与時のAUCが空腹時投与時の81.4〜96.9%に低下したが、臨床的には問題とならない程度であると考えられると示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認
研究の条件
健康成人、50mg単回投与、空腹時と食後の比較