ポリスチレンスルホン酸ナトリウム × アルミニウム・マグネシウム・カルシウムを含有する制酸剤・緩下剤 注意(添付文書)
要約
アルミニウム、マグネシウム、カルシウムを含む胃薬(制酸剤)や便秘薬(緩下剤)と一緒に使うと、この薬の働きが弱くなるおそれがあると添付文書に書かれています。相手に含まれる陽イオン(プラスの電気を帯びたミネラル)がこの薬とくっつき、カリウムを取り込む力が落ちるためです。併用で全身性アルカローシス(血液がアルカリ性に傾く状態)などの症状が出たという報告もあります。市販の胃薬・便秘薬を使う場合は、使っていることを処方医・薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定・報告に基づく)
根拠
ケイキサレート散(鳥居薬品)の添付文書、2023年12月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。効能は急性および慢性腎不全による高カリウム血症。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はジギタリス製剤、アルミニウム・マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤、甲状腺ホルモン製剤(レボチロキシン等)の3行のみ。§16.2で、本剤はラットの実験で吸収が認められず、腸管内で作用することが示されている。 §10.2で、ケイ酸アルミニウム、水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム、スクラルファート水和物、沈降炭酸カルシウム等が例示され、本剤の作用減弱と全身性アルカローシスの報告が示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認