ポリスチレンスルホン酸ナトリウム × ソルビトール 注意(添付文書)
要約
ソルビトール(甘味料などに使われる糖アルコールで、この薬を溶かす液に使われることもある成分)との関係です。添付文書では、この薬を水またはソルビトール溶液に溶かして飲んだ場合に、腸の穿孔(穴が開くこと)・潰瘍・壊死(組織が死ぬこと)が起きたという報告が重大な副作用として示され、注腸(肛門から入れる使い方)ではソルビトール溶液を使わないことが明記されています。激しい腹痛、下痢、嘔吐などがあれば、すぐに受診してください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§11・§14の報告・規定に基づく)
根拠
ケイキサレート散(鳥居薬品)の添付文書、2023年12月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。効能は急性および慢性腎不全による高カリウム血症。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はジギタリス製剤、アルミニウム・マグネシウム又はカルシウムを含有する制酸剤又は緩下剤、甲状腺ホルモン製剤(レボチロキシン等)の3行のみ。§16.2で、本剤はラットの実験で吸収が認められず、腸管内で作用することが示されている。 §11.1.2(重大な副作用)にポリスチレンスルホン酸ナトリウムを水またはソルビトール溶液に懸濁し経口投与した場合の小腸穿孔・粘膜壊死、大腸潰瘍、結腸壊死等の報告が示され、§14.2で注腸時にはソルビトール溶液を使用しないこととされている(記載の所在は§10ではなく§11・§14)。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認