ホリナートカルシウム水和物 × フェニトイン(抗てんかん薬、商品名: アレビアチン等) 注意(添付文書)
要約
ホリナート・テガフール・ウラシル療法(25mg錠)を行っている人がフェニトイン(てんかんの薬)を一緒に使うと、吐き気、眼振(目が揺れる)、運動障害などのフェニトイン中毒が出ることがあると添付文書に書かれています。これはホリナート自体ではなく、療法の相手であるテガフールがフェニトインの代謝を抑えて血中濃度(血液中の薬の量)を上げるためとされています。必要に応じてフェニトインの血中濃度を測り、量を調節して使われます。ふらつきや目の揺れなどがあれば処方医に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
ロイコボリン錠25mg(ファイザー)の電子添文(2025年4月改訂。インタビューフォーム2025年4月改訂・第17版で照合)では、ホリナート・テガフール・ウラシル療法を前提に、§10.1(併用禁忌)にテガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤、§10.2(併用注意)にフェニトイン、ワルファリンカリウム、他の抗悪性腫瘍剤・放射線照射、葉酸代謝拮抗剤(スルファメトキサゾール・トリメトプリム等)の名指しがある。 §10.2でフェニトインが名指しされ、機序は「テガフールによってフェニトインの代謝が抑制され血中濃度が上昇する」と明記されている(ホリナート自体の作用ではない)。5mg錠の§10.2にはフェニトインの名指しはない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認