ヒドロキシクロロキン硫酸塩 × シメチジン(胃薬、商品名: タガメット等) 注意(添付文書)
要約
シメチジン(胃酸を抑える胃薬)と一緒に使うと、この薬の血中濃度(血液中の薬の量)が上がるおそれがあると添付文書に書かれています。根拠は、この薬と似た構造のクロロキンで、シメチジン併用時に血中濃度が2倍になったという報告です。濃度が上がると目の障害などの副作用のおそれが高まる可能性があるため、併用時は様子をよく見ながら使われます。市販の胃薬にもシメチジンが入っているものがあるので、使う前に薬剤師に伝えましょう。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(ヒドロキシクロロキン自体の併用試験ではなく、類似薬クロロキンでの報告。添付文書§10.2がその旨を開示している)
根拠
プラケニル錠200mg(サノフィ)の添付文書、2026年4月改訂・第6版を原文で確認した。用法は1日1回食後、理想体重に応じ200mg又は400mg。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はジゴキシン、シクロスポリン、インスリン・糖尿病用薬、QT延長を起こすことが知られている薬剤(アミオダロン、モキシフロキサシン等)、シメチジン、抗マラリア薬(メフロキン等)、抗てんかん薬(フェニトイン、カルバマゼピン等)、プラジカンテル、アガルシダーゼ、タモキシフェン・ビガバトリンの名指しがある。 §10.2でシメチジンが名指しされている。機序欄は、クロロキンと代謝酵素CYP2C8・CYP3A4等の阻害作用を持つシメチジンの併用でクロロキンの血中濃度が2倍になったとの報告に基づく類推であることが添付文書自体に示されている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認