酢酸亜鉛水和物 × 銅(サプリメント・食品からの銅) 注意(添付文書)
要約
この薬の亜鉛は、食べ物やサプリメントからの銅の吸収を妨げる働きがあります(ウィルソン病では、この働き自体が治療の仕組みです)。一方で、亜鉛を長く使い続けると銅が足りなくなり(銅欠乏症)、貧血や、歩きにくいなどの神経の障害が起こることがあると添付文書に書かれています。そのため治療中は血液中の銅の量(血清銅濃度)を定期的に確認することが望ましいとされています。銅を含むサプリメントを自分で追加する場合は、治療の仕組みに影響する可能性があるので、必ず処方医・薬剤師に伝えてください。服用時間をずらすことで対処できる飲み合わせではありません。 自己判断で中止・変更せず、気になったら処方医・薬剤師に相談を。処方には、添付文書には書かれていない、その人の状態に合わせた理由があることも多いです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§8.3・§11.1.1の規定に基づく)
根拠
ノベルジン錠25mg・50mg/顆粒5%(ノーベルファーマ)の添付文書、2026年4月改訂・第6版をPMDA電子添文の原文で確認した。効能はウィルソン病(肝レンズ核変性症)と低亜鉛血症。ウィルソン病の用法では食前1時間以上又は食後2時間以上あけて投与し、低亜鉛血症では食後投与。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)はポラプレジンク、キレート剤(ペニシラミン、トリエンチン塩酸塩)、テトラサイクリン系抗生物質・キノロン系抗菌剤・セフジニル・経口鉄剤・ビスホスホネート系製剤・エルトロンボパグオラミン・ドルテグラビルナトリウムが名指しされている。§7.2に食物と同時摂取で本剤の効果が遅延するおそれ、§8.3に本剤投与により血清銅濃度が低下する可能性があるため血清銅濃度を定期的に確認することが望ましいと書かれ、§11.1.1に亜鉛により銅の吸収が阻害され銅欠乏症を起こすおそれが書かれている。 §8.3に本剤投与により血清銅濃度が低下する可能性があるため血清銅濃度を定期的に確認することが望ましいとされ、§11.1.1に本剤は亜鉛を含有するため亜鉛により銅の吸収が阻害され銅欠乏症を起こすおそれがあり、銅欠乏症に伴う汎血球減少・貧血・神経障害が重大な副作用として書かれている。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認