乾燥硫酸鉄 × タンニン酸を含有する食品等 注意(添付文書)
要約
タンニン酸を含む食品等と一緒に使うと、鉄とタンニン酸が溶けにくい結びつき(複合体)を作るため、この薬(鉄)の吸収が妨げられるおそれがあると添付文書に書かれています。吸収が落ちると貧血を治す効き目が弱まるおそれがあります。タンニンを多く含む飲み物や食品とは時間をずらすと影響を小さくできます。公式の決まりはありませんが、安全のため約2時間あけるのが目安です。 時間をずらすことで対処できる飲み合わせです。
ヒトでのエビデンス
なし(添付文書§10.2の規定に基づく)
根拠
フェロ・グラデュメット錠105mg(ヴィアトリス製薬、乾燥硫酸鉄325.0mg=鉄として105mg)の添付文書、2024年7月改訂・第2版をPMDA電子添文の原文で確認した。用法は鉄として通常成人1日105~210mgを1~2回に分けて空腹時に、又は副作用が強い場合には食事直後に経口投与。§10.1(併用禁忌)の設定はなく、§10.2(併用注意)は甲状腺ホルモン製剤、セフジニル、ニューキノロン系抗菌剤、テトラサイクリン系抗生物質、制酸剤、タンニン酸を含有する食品等が名指しされている。甲状腺ホルモン製剤、セフジニル、ニューキノロン系抗菌剤、テトラサイクリン系抗生物質については間隔の具体的な数値は書かれておらず「できるだけ投与間隔をあける」とされている(制酸剤、タンニン酸を含有する食品等については間隔の指示自体がない)。 §10.2で「タンニン酸を含有する食品等」が名指しされ、本剤の吸収が阻害されるおそれがあり、難溶性の複合体を形成するとされている。間隔の数値は添付文書にない。
- 最終確認日
- 2026-11-02
- 確認方法
- AIによる検証のうえ薬剤師が一括承認